『心の肴』

七宝・

2003年、第16回国際七宝ジュエリーコンテスト優秀賞

 

仕事を終えて疲れて帰ると、自宅の換気扇から大好きな焼き魚の香りが漂って来る。今日もこの焼き魚に癒される。

魚の身をついばみながら、猫が食った様に骨がきれいに残った瞬間が至福の時である。


世の中の女性達は、鏡の前でお化粧をし、宝石箱からアクセサリーをついばみ、いろいろ選んでいるうちに

犬が食べ散らかした餌皿の様に宝石箱は空になり、鏡台はアクセサリーだらけになる。

そして、変身が完了した瞬間が至福の時なのではと、勝手に想像してしまう。


2つの至福の瞬間の交差を形にしてみた。